#異常気象 に関する会話: 「ハギビス」

台風19号ハギビス

あらまし

2019年に関東~東北地方は破壊的な台風19号(「ハギビス」と命名)に見舞われました。一部の地域では24時間の降雨量が約900ミリに達し、急激に洪水が発生して74名の死亡者が出ました(NHK、2019年)。この台風では激しい降雨により日本国内の20以上の河川が氾濫し、住民は家を離れ高台に避難せざるを得ませんでした。 

NTTデータ SDDX事業部課長の高田真行氏は、「台風をはじめとする自然災害が発生した際、身の回りの状況を共有・把握するために多くの人々が活発にXを利用します。台風19号に襲われた際には、日本語のツイート量は平常時の1日平均値と比較して34%増加しました」と語ります。台風19号に関する会話がXで広がるにつれ、実際に何が起きていたかをXオフィシャルパートナーであるNTTデータと、同社のエコシステムパートナーであるJX通信社の分析データを使って詳しく見ていきましょう。 

台風19号ハギビスについて

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詳細

場所、地形、天候パターンなど多数の複合的要因により、日本は洪水、地震、台風などの自然災害に見舞われやすい国となっており、毎年平均5~6回は観測されます。気候調査によると、世界的気候温暖化の結果、今後日本はより強大な台風に見舞われるケースが増える可能性があります(ワシントンポスト、2019年)。 

台風19号ハギビス、多摩川(gif)

台風やハリケーンには豪雨以外にも、強風、高波、河川水量の増加など、関連する気象現象が多数伴います。例えば、台風19号では多摩川の水量はピーク時に10.77メートルにも達しました。こうした気象状況ではすばやい行動が必要であり、時にはすべての必要な予防策が講じられるように発生前に行動する必要もあります。

リアルタイムでのコミュニケーション、率直な公開対話、ダイレクトメッセージといったXの優れた特長はどれも、目前の状況を効果的に把握し、重要な最新情報を危険が迫った人々に伝達するツールとして急速にその有効性を増しています。XのオフィシャルパートナーであるNTTデータは、Xを分析して、洪水、地震、停電などの災害に関連するキーワードを検出します。また、同社のパートナーであるJX通信社は多くの日本の報道各社を上回る平均20~45分の速さでアラートを発信します。 このようにXのデータを利用することで、政府は緊急時により効果的に情報内容に耳を傾け、声明を発し、被害者に関するデータを分析することもできます。

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舞台裏

NTTデータとJX通信社提供のデータインサイト

XのオフィシャルパートナーであるNTTデータは、Firehoseを直接利用し、分析ソリューションや独自API提供、システムインテグレーション支援など幅広く活動しています。 企業はそのAPIを使うことで、キーワードベースですべてのFirehoseをリアルタイムに抽出できます。NTTデータは、同社のエコシステムパートナーであるJX通信社と連携して、このビジュアリゼーションで使用されるデータを提供しています。NTTデータはJX通信社と連携して、このビジュアリゼーションで使用されるデータを提供しています。各ビジュアルはNTTデータ、Brandwatch、Sprout Social、Peta Bencanaの多大なる協力を得て作成されています。

Design I/O提供のビジュアル作品

2020年National Design Awardでデジタルデザイン部門の受賞者となったDesign I/Oは、最先端の没入型・双方向式の実験的なデータ可視化と新たな形態のストーリーテリングのデザイン、開発を専門にするクリエイティブスタジオです。詳細は、Design I/Oを参照してください。